iPS Trend -無限の可能性を秘めたiPS細胞の動向

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最新ニュース

2010年03月03日
大阪大学の澤芳樹教授と三木健嗣研究員らはiPS細胞由来の心筋細胞を利用してラットの心筋梗塞を改善することに成功した。 (NIKKEI NET)
2010年02月27日
米国立衛生研究所(NIH)は2010年9月までに300万ドルをかけてメリーランド州ベセスダのNIH本部構内にiPS細胞センターを新設すると発表した。 (YOMIURI ONLINE)
2010年02月18日
ハーバード大学などの研究チームが、染色体の両端部に存在し細胞寿命に関連する「テロメア」が異常に短くなる遺伝性難病患者からiPS細胞を作製したところ、遺伝子異常がある状態でもiPS細胞ではテロメアの長さが回復することを発見した。 (nature毎日jp、時事ドットコム、NIKKEI NET)
2010年02月11日
文部科学省の科学技術・学術審議会生命倫理・安全部会はヒトのiPS細胞やES細胞から精子や卵子を作ることを研究目的に限り認める指針案をまとめた。受精卵の作製は禁止。 (YOMIURI ONLINE)

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インタビュー

CREST 研究総括が見るiPS細胞研究とその先(1) -全4回-
須田 年生 氏

須田 年生 氏

須田先生は、幹細胞の専門家として、科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業CRESTの研究総括をされ、iPS細胞に関係した基礎研究をリードされていますが、基礎研究がiPS細胞の再生医療への応用研究にどのようにつながっているのかなどについて教えてください。
・・・中略・・・
通常の移植のように他人の細胞を身体に入れたとき、少々の不具合があるものが混ざったとしても免疫が働き体内で排除されるのに対し、iPS細胞由来の細胞を使った場合には自分の細胞を使うことになるので免疫が働かない。これは再生医療にiPS細胞を使う上で利点だといわれていますが、実は、これが問題になる可能性もあるのです。


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研究開発トピックス

先天性角化異常症患者よりiPS細胞作製 -テロメア短縮を乗り越える


真核生物染色体末端に存在するテロメア領域は、核内での染色体存在様式を決定し、染色体複製と細胞分裂のサイクルを繰り返す度ごとに少しずつ短縮することから、有限分裂の一つの指標になっている事が示唆されている。
テロメア領域に特異的な反復DNA配列は、鋳型RNAと逆転写酵素活性を持つテロメラーゼ複合体(TERT)により伸張することが明らかになっており、継続的な分裂能力とテロメラーゼ活性との相関あることが指摘されている。

先天性角化異常症(DC)はテロメラーゼの異常によりテロメア長が短縮し、骨髄形成不全を伴う遺伝性の疾患である。
したがって、疾患モデル細胞が樹立したとしても、増殖させる際の困難さなど、ハンドリングの難しさが予想されていた。
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研究開発トピックス

【日本の科学技術の進展に向けて】iPS細胞研究に関する政策の動向とライフサイエンスの振興
文部科学省文教施設企画部計画課(前同省研究振興局ライフサイエンス課) 菱山 豊 氏

菱山 豊 氏

菱山 豊 氏

京都大学の山中伸弥教授のグループが樹立したiPS細胞に関する研究は、発生学という基礎科学から再生医療、様々な疾病の原理の解明、創薬という応用まで、大きく貢献するものと期待されており、世界中で研究が行われている。 このような研究がわが国から始まったのは、理化学研究所の西川伸一教授が指摘されるように、日本の総合力が高いためであると考えられる。
・・・(中略)・・・
iPS細胞研究をはじめとするライフサイエンス分野には、多額の税金が投入されている以上、科学の成果を社会に還元することが求められている。 したがって、ライフサイエンスを進めるためには、ある分野の研究を強化するという考え方だけではなく、どういう社会を目指すのか、それに必要な科学技術は何かという考え方が必要になってくるのではないだろうか。
具体的には、・・・more >>

独立行政法人 科学技術振興機構 (JST)